近代京都日本画史関連書籍ベスト3

Twitterで『はじめての近代日本画 京都画壇のスゴイ画家と作品』冊子についてつぶやいたら、反響がすごかった。
この冊子は、下記ページでPDFも公開しています。
http://www.city.kyoto.lg.jp/bunshi/cmsfiles/contents/0000246/246512/nyumonsasshi_small.pdf

で、今日は、もっと近代日本画(京都画壇)を知りたい方へオススメ書籍ベスト3をお教えします。(図録は除いています)

1.神崎憲一『京都に於ける日本画史』京都精版印刷所、昭和4年

近代京都日本画史のバイブル的存在。明治から大正の京都日本画史を叙述。
古書店で、3万円前後で売っています。
https://www.kosho.or.jp/products/detail.php?product_id=167708126
近代京都日本画壇の流れを整理している神崎の功績は尊いです。
ただし、旧かな・旧字体が苦手な人は、読みにくいかな…

2.島田康寛『京都の日本画 近代の揺籃』京都新聞社、平成3年

『日出新聞』に掲載された村上文芽の「絵画振興史」をもとに、島田康寛さんがそれに補足コメントをしながら進めていく形式で、明治から大正中期までの京都日本画史を叙述。
島田さんの解説がつくとはいえ、旧かな・旧字体が苦手な人はやはり読みにくいかな?あと、結構ボリュームがあります。

3.原田平作『幕末明治京洛の画人たち』京都新聞社、昭和60年

こちらは、だいぶ読みやすいです。幕末明治の京都の画家16人を取り上げて、紹介しています。
宇喜多一蕙、塩川文麟、日根対山、田能村直入、森寛斎、冷泉為恭、鈴木百年/松年、岸竹堂、望月玉泉、富岡鉄斎、幸野楳嶺、今尾景年、田村宗立、野口小蘋、原在泉、久保田米僊


近代京都日本画史本はありそうで、あまりないのですが、これぞという本があったら、教えて下さい。

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