舞妓モダン展始まっております!

 舞妓モダン展も始まって、はや2週間。バタバタと過ごしております。



今日、展示替え作業で速水御舟の名作「京の舞妓」が引っ込み、土田麦僊の「舞妓林泉(大下図)」が出ます。本画じゃないのが残念だけど、麦僊はやっぱり舞妓の画家なので、面白いと思います。

前期の目玉はやっぱり岡本神草の「口紅」ちゃん(京都市芸術大学芸術資料館所蔵)ですかね。11月1日まで展示です。

この絵については、『國華』の解説で、吉井勇の短歌など同時代文学との関係を指摘してみました。
あと、こうした怖い絵系の舞妓ちゃんの絵には、男性画家によるミソジニーが感じられるような気がして、そんなことを図録の総論にチラッと書いております。
竹内栖鳳はこの絵について、「女の裡にある或物」を描きだしているっていうんですが、それに対して女の側からすると違和感を感じるんですよね。「女の裡にある」んじゃなくて、男が勝手に「女の裡」に見出す「或物」という感じがして・・・

まあ、いろいろなご意見あるでしょうが、ぜひ図録を手に取ってみてください!

コメント

人気の投稿